今月のひと言

今月のひと言 

毎月の発送物に記載している『今月のひと言』から抜粋した文章を紹介します

2024年01月

いわゆる好成績を収めている生徒たちの特徴を観察しますと、勉強量が多いとか宿題を真面目にやってくるとかといったよくある特徴では語れない部分に気がつきます。目立つ特徴のひとつとして、①説明できる、といった観点は小さくないと思います。これは勉強だけでありません。日常のこと、社会的事象、そして『自分が感じたこと』に対して自分の言葉で説明ができるお子さんが当てはまるかと思います。また、②想像できる(自分に置き換えられる)、といった意欲も欠かせないと思います。想像するためには語彙や経験の量は言うまでもありません。このように書き出しますと、学力向上には『明るく生きる』という表現が個人的にはしっくりきます。ズルをせず、正々堂々と、高感度のアンテナで、時には空気も読まないで、自信をもって毎日を過ごすことが大事かと。そしてそのための準備を怠らない。塾の取り組みでも目指したい部分です。

2023年12月

オリンピックイヤーとともに20年代という新たなディケイドの出発点がまさかのコロナ禍の只中となり、生活は変容し少なくない価値が更新されました。あれからあっという間に今年もオリンピックイヤーを迎えることとなり、たまたまと言われるアメリカ大統領選との重なりでいやが上にも『世界(あるいは『他所』)』を見る機会が増えることでしょう。拙欄でたびたび言及していますが『疑問を持つ。自分に置き換える。目的を考える』という生活態度、学習動機がいつも以上に子どもたちにリアルに響いてくれると期待せずにはおれません。そして上掲3項目をもっとも平易に換言したものが『読書』である事実も無視できません。活字に親しみ(まずは『楽しいものである』という認識が理想的です)、できるかぎり多分野の文章に触れたいです。チャンネル過多の一方で第三者的視座が失われやすいかもしれません。『世界』を話す機会が楽しみです。

2023年11月

今年は学校外部のスポーツクラブや習い事を積極的に取り組んでいる生徒が多いです。いろんなタイプの生徒がいることは塾の強みとなりますので嬉しい限りです。一方で、勉強時間の確保との天秤にかけられる現実は否定できません。お子さんは辛く厳しい練習といつもの勉強とであればほぼ前者を選びます。その判断を支持するためにも特にテスト前は計画的な準備が欠かせません。さて、卒塾生のひとりでボーイズ→甲子園夏→六大学→社会人野球と進んでいる生徒がおります。私が関わったのは外野球時代の中学3年間だけですが、甲子園出場から大学進学まで報告をしてくれました。練習オフの日に塾を入れていた彼はテスト前は必ず塾を選択しました。これは彼にとって『しんどい方の選択』だったからです。貴重な練習や大事な試合の意味を認識しつつ、その上で『しんどい方を選ぶ』ことで、逃げない、あきらめない、甘えない心を養ったのだと思います。

2023年10月