京都教育大附属桃山ページ_附属桃小_連絡進学入試対策

京都教育大学附属桃山小学校

R6年度からの併設型中高一貫校化に伴い、附属桃中への進学は原則として附属高への進学となります。

10名~20名規模の児童が外部中学校に進学する、という大方の予想がその通りになっている印象です。70名のうち55名が内部進学する、という大雑把なイメージでよろしいかと思います(なお、附属桃小の学年定員が70名規模から30名×2学級の60名に移行することで近い将来の連絡進学者数が一般入学者数を下回る試算もあります)。9月末から10月頭にかけて行われる連絡進学入試(国算2科)を経て、つづく学校行事にて附属桃小6の皆さんの生活が慌ただしくも楽しく思い出深い日々になっていくのではないでしょうか。

以下は近年の附属桃中3の進路状況です。一部実際の数字が判明しない箇所は『-』と記しています。また、あくまでも合計数ですので学校が公表しているデータから各高校の細かなコース・類型などは残念ながら分かりません。そしてこの結果と附属高の大学進学実績をして『中学は外部受験する』判断をする層がこれまでもやはり一定数あるのが現実です。※附属高の合格実績(当塾調べ)

ちなみに下記データのもっとも古い2016年3月に当塾伏見ゼミナールは開校しました。開校当時の附属桃中生は新中3の1名、そこからはじまりました。彼は医学部医学科に進んだので、そこからの私の教室運営は『彼は相当にイレギュラーだった』というマインドセットの変更の連続を伴う歩みとなりました。

学校名
2016/H28
2017/H29
2018/H30
2019/R1
2020/R2
2021/R3
2022/R4
2023/R5
2024/R6
連絡進学
74
84
68
75
67
70
80
77
70
堀川・探究学科群
7
6
6
5
9
12
7
6
4
西京・エンタープライジング
6
3
3
1
4
1
3
2
3
嵯峨野・京都こすもす
3
3
2
2
3
1
2
0
6
その他の専門学科
3
4
7
3
4
1
3
1
7
公立高普通科
1
2
5
11
7
8
6
6
5
大阪府の国公立高
-
-
-
-
2
1
1
3
2
その他の公立高
4
6
4
2
5
1
1
3
0
国私立高専(舞鶴、奈良、神山)
-
-
-
-
0
0
2
3
0
公立高校合計
24
24
27
24
34
25
25
24
27
私立高校合計
32
32
30
32
32
37
26
32
35
洛南
1
2
2
2
2
2
1
1
1
同志社
-
-
-
-
0
1
1
0
2
同志社国際
1
2
1
1
1
2
2
5
4
立命館
0
1
1
0
0
1
1
0
0
立命館宇治
2
0
3
0
1
2
1
2
3
東山
2
1
2
1
2
2
0
1
0
京都女子
0
0
0
1
0
3
1
1
1
京都橘
-
-
-
-
4
1
1
3
3
その他私立高校
25
15
21
27
22
23
18
19
21

いわゆる公立御三家への進学者数を見るだけで、やはり優秀な生徒がたくさん通学しているというごく当たり前の事実を再認識します。当塾にも『附属桃中一般入学(中学受験合格)→高校外部受験』という3年間だけの在籍になる例がありますが、やはり上記実績の多くは(幼)小中内部生によるものでしょう。附属桃中の学年上位30%は外部の生徒が占めるでしょうが、最上位は内部生がほとんど独占しているという私の体感は決して的外れではないだろうと思います。

連絡進学入試

変更がない限り国語と算数の2科目です。「ふだんのテスト(※学校のカラーのテストと思われる)と変わりません」という表現をされる教員の方もいらっしゃるようですが、まったく趣を異にする、まぎれもなく入学審査にふさわしい作問です。とは言え難関中学受験程度と同等かと問われれば、例えるなら『それらの大問1と大問2程度』という表現が適当かもしれません。

中高一貫校移行に伴う過渡期と言える2020年代、設置者は10名程度の外部進学(連絡進学入試不合格による外部進学含む)をイメージしていると思われます。一方で市南部、府南部の限られた貴重な一貫教育の環境として教育大附属に期待を寄せる層として『附属を選ぶ』という判断そのものに変化が出てくることも考えられます。附属学校園で2020年から始まった定員削減、帰国生クラス廃止、学級や部活動の規模縮小など、これら改組はさまざまな要因や要請によるものでしょうが、変化の途上のひとつとして連絡進学入試問題もまた過渡期にあるものだと認識しております。

一般入試の40%程度、というイメージです。小5ぜんぶ+小6の1学期まで。

国語

物語文1題、説明文1題の長文2題です。カラーテストのイメージで臨むと面食らうかもしれません。物語文では語彙や指示語の内容など標準的な作問の他に登場人物の言動の理由や論拠を問う出題もあります。選択式、記述式とあります。

説明文も接続語や指示語が問われる他、主題に対して複数のアプローチからの出題が課されます。中心的話題を掴む意識が欠かせません。なお、一般入試で出題される作文はありません。

算数

大問1は計算問題です。受験内容です。一般入試の計算問題が練習にふさわしいでしょう。共通因数でくくるなど計算の工夫が欠かせません。計算の順序も必須です。西暦を用いた出題も。大問2は教科書内容+受験内容です。

整数、速さ、割合、図形、比とまんべんなく出題されます。大問3以降は3題ほど受験内容があります。つるかめ算、旅人算、通過算などの基本的な程度です。一般入試の大問1と2が練習になります。

全体を見渡して

情報が極めて限られていることと改組が長期的に計画されていることで不透明な部分がかなりあります。規模縮小に伴い難化するのか、実施すらされなくなるのか(実質的な持ち上がり)、今後のアナウンスが待たれます。

附属桃中の定期テスト結果の分布から、中学受験内容の経験が浅く乏しい内部生の皆さんが学年下位層を形成しているのが実情に近いかと想像します。小学校の間に少しでも鍛えるべきでしょう。

伏見ゼミナールの連絡進学対策

丹波橋の学習塾 育星舎グループ「伏見ゼミナール」の指導手順

教科書内容70%+中学受験内容30%=連絡進学対策。進学後に活きる小6の10月からの取り組み。

現行では9月末から10月頭の時期に連絡進学検査が行われます。そのあと運動会や修学旅行(や希望者のみ台湾宿泊学習)などを経て3学期に進みます。年明けに一般入試が行われ、表現発表会などつづき卒業式を迎えます。その間、附属桃中3の内部進学予定者も同様ですが、3学期まるまる消化試合の様相を呈することがないようにしなければなりません。言うまでもなく連進は単なるひとつの通過点に過ぎません。

とはいえ当の子どもたちにとっては緊張を強いられる期間です。そして多くの場合大学受験まで『試される』機会がなく、受験勉強となかなか向き合えない先輩陣が少なくありません。受験生としての貴重な時間を過ごしてほしいと思います。

当塾伏見ゼミナールでは必要十分な受験勉強を目指しています。小5学習内容であれば単位量あたりの大きさや割合が中心となってきますので、通常これらの単元にはかなりの時間を割いて取り組んでいます。4マス関係表や線分図を単なるアクセサリーと扱わずに言わばネセサリーとして捉えるよう学習指導を行っています。なお、状況によっては比(や円の面積)の単元が入らないのでおのずと利用題の幅も狭まってきます。

理社は入試科目に該当しないから対策をしなくても大丈夫!? 小中高ワンストップの伏見ゼミナール

現行の検査項目に理社がないので保護者のマインドも「まずは国算で」と先送りにしがちです。例えばお子さんに47都道府県名をクイズにすると(もちろん漢字で)埋められるでしょうか。附属桃中~附属高と理科系への動線が比較的に強いかと思いますが、高3夏で例えば物理が間に合っているイメージをお持ちになるでしょうか。振り返るとやはり小学内容の積み残し、中学内容の積み残しが大学受験のタイミングで背中をどんどんと叩いて追いたててくる現実があります。

伏見ゼミナールでは算数を中心としながらも附属桃中、附属高へと上がる少し先の未来もまた生徒の皆さんにお伝えしています。そしてそれは教室の中のそこかしこにて顔を並べる先輩陣の奮闘の姿によりくっきりとリアリティーが付与されています。

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