
年間4回の定期テスト、5科350点(1教科70点程度)で学年の真ん中くらいになります。
上記のグラフは当欄作成時の最新の3年間を追ったデータです。数学が他の学年団と異なり相当にハードを極めますのでその点において平均点が下がっている事情があります。ちなみにこの年代のひとつ上の学年団は以下のような3年間の学年平均の推移を示します。
多少の差はもちろんありますが、近年は5科350点を軸に推移していることが分かります。当塾開校間もない2018年のデータを検めますと30点くらいの開きがあります。この昔のイメージが先行している、流布している現実があるのではと推察します。
年間5回の定期テストにその他5回の学力考査、合計10回は実施されていたテストが『全部で5回』に。
現行は中3受験学年で定期テスト4回に夏休み明けの実力テスト1回、つまり全5回の大きなテストが行われています。かつて実力テストや復習テストなど合わせると全部で年間10回ほど実施されていた頃がずいぶん昔のように感じられます。余裕や余白のある学校生活は望ましく受け止められる一方で、もはや後戻り出来なくなった地点に流れ付いた感触も決して大げさな表現ではないでしょう。
定期テストが年間4回に移行して久しく、生徒たちの前で昔話をしようものなら「回数が減ってよかった~」と異口同音。そりゃそうだ。ただしここで私はある例え話を付け加えます。「『10回打席に立つ』のと『5回打席に立つ』のとでは、君たちはどちらの方がリラックスして打席に臨めそうですか?」と。※野球やその他メジャースポーツのごく基本的な例示がもはや共通言語でないのでちがう物差しが必要なのは置いておきます…。
また、これからの特徴的な傾向のひとつとして1学期の定期テストは『1回だけ(※5月末~6月初め)』という認識が欠かせません。第2回目のテストは9月末~10月初めになり、その間隔がおそよ4カ月(夏休み挟む)になるので学年平均はほぼ間違いなく下がります。よって2学期の学習全体につきましては紛れもなく『夏休みのおかげ/夏休みのせい』となることをご承知おきください。
上記は、附属桃中に通う生徒の一部で存在する難関中高一貫校型の学習(例えば中3で数ⅠAを終わらせる等)をする例を除いた、学校進度に合わせて内部進学をする生徒の中のおそらくは最上位であろう生徒が送った3年間の学習結果です。3年間の平均が444.4点で、毎回の得点分布においては学年一桁台でした。
その彼の取り組みはいたってシンプルです。近年の附属桃中生にはまるで響かないかもしれません。学校副教材がほとんど簡易化されましたので容易には比べられないのも確かに事実ですが、手許にある教材群を完成させた、これに尽きます。この場合の完成とは4回5回と反復することを指します(回数は重要でありません)。提出のために1回着手して(そこで息が切れて)終わり、などと決してしませんでした。繰り返す中で体系的な理解を意識し、繰り返す中で自身の得手不得手の傾向を掴み、繰り返す中でよどみをクリアーにし、繰り返す中で自身の不足に思い至ります。彼が常に不安や焦燥を抱えていたことも印象深いです。
伏見ゼミナールの定期テスト対策

定期テスト対策+学校採用副教材=学校最優先。学校の進行をサポートしていきます。
テスト前は通常授業だけでなく自習来塾、振替授業、授業前倒し、追加授業、そして日曜特別開室で皆さん奮闘しています。テスト当日は13時から授業対応しています。まずは勉強する環境をセッティングすることから始めてみてはいかがですか?伏見丹波橋の当地では某活動センター内自習室の利用が長年にわたり親しまれていますが、「友だちと行く」の結果が相当に思わしくない現実に目を向けたいです。まずは勉強する空間を確保する、勉強する時間を確保する、塾で自習する。
また、現行の学校副教材の多くが『書き込み型教材』ゆえに、生徒の皆さんが「いちど取り組んで終わり」とすることもやむをえない現実があります。書き込んで提出する、という形式がほとんどですので、生徒の皆さんは想像力を働かせて工夫をしなければなりません。当塾ではそういったリアルに対しても言及しています。がんばれる環境や状況をひとつでも多く確保していきたいですね。
なお、まれにお問合せをいただきますが定期テスト過去問の取り組みは一切行っておりません。学校の先生方のご意向を尊重するためであり、良問を消耗させないためです。一部先生方ご自身が授業で配られる場合はこの限りでありません。
